地球表面の平均温度がたった0.5℃程度低くなったときのことです。
古くは7000年ほど前に、「縄文海進」といって、東京湾が埼玉県川越市や茨城県下妻市あたりまで達していた時期がありましたが、それがたった1.5℃程度高かった時期だったそうです。
そんなことを頭に入れたうえで、今まで1000年ものあいだ1℃以内の変動しかしなかったのが、今後たった100年で2〜5℃高くなるという事態を考えてみなくてはなりません。
これが、「人類がかって経験したことのない温度変化」といわれる地球温暖化です。
世界の穀倉地帯であるアメリカやロシアの大平原が砂漠化するという説もあり、すでに穀物相場が上がりはじめたという話もあります。
日本がマラリヤ地域に入るともいわれます。
中年以上の人たちにはすでに、何がおきるかを見届けられないかもしれませんが、幼い子どもたちや、これから生まれる者たちをいったい何が待ち受けているのでしょうか。
気候変動の推定はとても複雑で、IPCCが採用している推定は正しくないとする専門家たちもいます。
原因は、炭酸ガスよりもむしろ太陽活動の影響によるもので、温暖化の危険性は低いという説です。
今日の常識ともいえる「大気中の炭酸ガス濃度が増えると地球の気候が温暖化し、氷山が溶けて海面が上がる」という説も、完壁ということはないのかもしれません。
そうであったとしても、今までのように湯水のごとく燃料や電気を使って、気候変動をおこしかねない炭酸ガスの排出や環境汚染を続けてよい理由はありません。
これからの時代は、環境にできるだけ負荷をかけない持続可能型の生き方を求めていかなくてはならないことは疑う余地もありません。
矛盾をとくソーラーハウスエネルギー問題や地球環境問題を通してエネルギー消費削減をとなえる一方で、「昔の生活に戻って四季を感じ、暑さ寒さに耐えて火鉢で暮らそう」といわずに、逆に「全室別時間暖冷房の快適な生活をしよう」と提唱するのは、矛盾のように思えます。
しかしエネルギー問題にしても環境問題にしても、あと戻りして耐え忍ぶ前者の道では知恵がなさすぎるでしょうし、受け入れられないでしょう。
快適な生活を維持・向上させつできるだけ再生可能な素材で、エネルギーを無駄使いしない断熱性能のよい住宅をつくり、だからといって真冬にTシャツですごすような徹慢なことを望まず、新旧いろいろな手法を使ってできるだけ自然エネルギーを多用します。
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